2020.02.10
令和2年2月6日(木)に、デザイナー育成研修生、産地若手計13名が参加し、他産地研修が尾州一宮市で行われました。
尾州産地で取り扱われるウール糸は、他産地では最終仕上げが難しく、また、他の天然繊維や合成繊維に比べると織っている途中に切れる頻度が高いことから、補修や整理加工といった独自の工程があります。それらを含めた紡績・製織・編み・染色・整理加工・補修の工程について、今回は中伝毛織㈱・匠染色㈱・藤井整絨㈱・㈱タグチ・木玉毛織㈱で、各工程の説明と工場見学が行われました。
播州織産地との工程内容や織機等の違いに、参加者は終始熱心に説明を受けました。また、最終製品の製造と販売を促進している播州織産地として、尾州産地で生み出された靴下やひざ掛け、子供用製品など、最終製品にも興味津々でした。
研修の最後には尾州産地の若手グループとの交流会も行われ、時間の限りお互いの産地のことや活動内容について意見を交わし、今後の課題や目標を再確認した研修となりました。
紡績工程(木玉毛織㈱)
製織・編み工程(中伝毛織㈱)
染色工程(匠染色㈱)
整理加工工程(藤井整絨㈱)