播州織 新成人と研修生が成人式用の衣装を共同製作!

2020.01.16

西脇高校生活情報科出身の新成人2人が、成人式参加のための衣装を播州織で製作し、成人式当日に着用して披露しました!

高校時代から自作した播州織の衣装で市内外のファッションショーに参加していた2人は、成人式で播州織の衣装を、ふるさと西脇市の成人式で着用することで、地元から離れて暮らす同級生達に播州織の良さや素晴らしさを再認識して欲しいという思いから、衣装の製作を決意。

製作に当たって、新成人2人から西脇ファッション都市構想のデザイナー研修生からの協力・支援を得たいとの要望がありました。そこで、新成人と研修生をマッチングさせ、デザイナー研修生の宮本祐子さんと藤田友哉さんが、製作過程で重要な工程となるパターン(衣装の型紙)作りや縫製を製作当初から新成人に技術協力し、研修生と西脇市出身の若者との共同製作が実現しました。

使用した生地はすべて播州織のオリジナルデザイン。市内3カ所の織布工場(岡治織物・森本織布・大城戸織布)にご協力いただき製織された生地で製作された衣装は、新成人2人の華やかな門出に相応しいものとなりました。

誕生月の代表的な花である野菊が全体のモチーフ。袖にある八角皿の模様は、末広がりと八方から守られるという縁起の良い意味が込められており、本人がこれからも夢に追っていく姿が表現されています。

ジャケットとパンツのセットアップで、ジャケットの襟の部分はベストとなっており、身頃から取り外すことができます。成人式以外でも着用できるデザインで、ジャケットはベスト部分との組み合わせにより3WAYで着こなすことが可能。使用した生地は花をモチーフにデザインされており、黒ベースの生地に薄らと入っている模様がアクセントになっています。