播州織ものづくりフォーラム2019を開催!

2019.03.05

平成31年3月1日(金)に、「播州織ものづくりフォーラム2019」(主催:西脇多可「播州織」連携会議)が初めて開催されました。フォーラムには、播州織の業界関係者、デザイナー育成研修生、一般の方など90名弱の方が参加されました。

第1部の講演会では、㈱SASI DESIGNの近藤清人氏による「アイデンティティデザインについて~産地のブランド化とは~」と題して講演会が行われました。

第2部の成果発表会では、講師の近藤氏がファシリテーターとなり、デザイナー研修生の鬼塚 創氏(㈱播)、産地若手の小野 圭耶氏(㈱東播染工)、橋本 裕司氏(橋本裕司織布・BNJ代表)の3名がパネラーとして、各自のものづくりへの思いや取組内容などを発表されました。

 

●講師&ファシリテーター プロフィール

近藤 清人(こんどう・きよと)氏
㈱SASI DESIGN 代表取締役 1979年丹波市生まれ。兵庫県をはじめ西日本を中心に派遣専門家として80社を超える中小企業のブランド戦略に携わられている。アイデンティティデザインという独自手法で、デザインだけでなく、経営戦略としての「しくみ」を提供し中小企業の価値を引き出されている。

●パネラー プロフィール

鬼塚 創(おにつか・そう)氏
㈱播/東京都から西脇市へ移住 西脇市の「デザイナー育成事業」研修生として2016年に産地へ。オリジナル・ストールブランド「fabori(ファボリ)」の生地づくりから販売までトータルに携わる。2017年8月には、日経スペシャル「ガイアの夜明け~゛ふるさとの職人”の逆襲」に出演し話題を呼んだ。

小野 圭耶(おの・かや)氏
東播染工㈱/西脇市出身 2016年から現在の企画室の立ち上げに携わり、自社の強みを活かしたオリジナル生地のデザインと提案を行っている。2018年には、時代のテキスタイル産業を担う人材の発掘・育成を目指す「ジャパン・テキスタイル・コンテスト」でグランプリ(経済産業省)を受賞した。

橋本 裕司(はしもと・ゆうじ)氏
橋本裕司織布・BNJ代表/多可町出身 27歳の時、病に倒れた父親の後を継ぎ製織の道へ。自身のつくった生地が、いろいろな人の幸せに直結していると自覚できたことを原動力に、新しい播州織の創出に奮闘中。地元多可町の若手織物職人グループ「播州織ネクストジャパン(BNJ)」の代表も務める。